内科

日本内科学会によると、内科とは臓器を特定せず、さらに患者の心理社会的側面をも考慮した全人的医療を目指すものとされています。
当院では、まずは皆様の症状に対応すべく、しっかりとお話しをうかがうように心がけています。

大きく分けて
  1. 急性疾患への対応(発熱 咳 腹痛などの体調不良)
  2. 慢性疾患の管理(高血圧 糖尿病 脂質異常症 慢性心不全など)
  3. 他科疾患(皮膚科 泌尿器科 整形外科 精神科等)による症状に対する初期治療

を行っています。

①②③のいずれの場合も、当院で対応が難しい場合は、適切なタイミングで専門医にご紹介しています。

内科診療で扱う疾患

内科診療で扱う疾患は多岐に渡ります。

  1. 感冒 胃腸炎 インフルエンザ 新型コロナウィルス感染症 尿路感染症 肺炎 帯状疱疹などの急性疾患の治療
  2. 高血圧 脂質異常症 糖尿病 慢性心不全 慢性腎臓病などの生活習慣病を含む慢性疾患の管理
  3. 花粉症などのアレルギーについては当院眼科と連携し治療しています。気管支喘息の増悪時の治療も可能な範囲で行っています。
  4. 蕁麻疹、湿疹などの皮膚疾患の頻度は多いですが、当院で可能な治療を行い、難しい場合は皮膚科専門医に依頼しています。
  5. 夜間頻尿や尿失禁などは高齢者では多い訴えになります。これについても④と同様、当院で可能な範囲で治療していますが、難しい場合は泌尿器科専門医に依頼しています。

慢性疾患に関しましては定期的な通院が必要になります。
専門医の管理が必要な特別な疾患(パーキンソン病などの神経難病や関節リウマチなどの自己免疫疾患等)に関しては適切な病院や各専門医にご紹介しております。
また慢性疾患の状態が急に悪化した場合(慢性心不全の急性増悪等)や肺炎による呼吸不全や急性心筋梗塞が疑われる場合などにつきましては、すぐに連携病院にご紹介しておりますのでご安心下さい。

検査

内科における検査としては尿検査、血液検査、胸部腹部レントゲン、超音波検査(心臓、頸動脈、甲状腺、下肢静脈)等を行っております。

血液検査

腹膜炎や肺炎などを疑い必要と考える場合には、院内で血算、CRP検査を至急で行うことができます。

胸部レントゲン

胸部レントゲンについては、富士フイルム社製 胸部X線画像病変検出ソフトウェアCXR-AIDを導入しており、AIが病変部位を検出しマーキングすることによって見落としを防ぐような対策をとっております。

心電図(12誘導)

胸痛で虚血性心疾患(心筋梗塞や狭心症)を疑う場合
動悸で不整脈などを疑う場合
はすぐに12誘導心電図を行います。

ホルター心電図

不整脈や狭心症を疑うがタイムリーに心電図でとらえられない場合で症状の頻度が多い場合には専門医に紹介する前にホルター心電図(24時間心電図)を行うこともあります。

血圧脈波検査装置(血管年齢)

閉塞性動脈硬化症を疑うような歩行時の足の症状がある場合にはすぐにこの検査を行い血管の閉塞や狭窄がないかどうか確認します。

超音波検査装置

心臓 腹部 頸動脈 甲状腺 下肢血管などの検査を、日本超音波医学会認定超音波検査士が第1、3、5週の木曜日午前中に検査を担当し 質の高い検査を行っております。